ウルティモの感想に行く前に、ユンボルの情報を少し。
既にご存知の方もいると思いますが、この度「ユンボル安全版」なるものが上下巻の全2巻に改変され、
8月4日に発売することになりました。
価格は各490円で、8/4と言えば機巧童子ULTIMO4巻の発売日でもあり、ジャンプSQの発売日でもあります。
8/4は武井記念日ですね。
さて本編。
時空旅行から帰り現代に戻ったら、ジェラスは自分達が始末をするから休んでていいよといわれた大和。
せっかく自分が過去に飛んで調べたのに入間を始末しちゃったら水泡に帰しちゃうじゃないか!という大和に
対して、あくまで最終的な目的は百機回向なので目先の入間にとらわれるべきではないという武蔵。
確かに入間がいいやつだったというのは既に過去のことであり、童子と契ることで感情の一部が恐らく昂ぶる
以上、契っている間は死ぬ直前に正気に戻る以外入間があの頃(契る前)に戻ることは無いんじゃないかな。
てか気になるのはこのやり取りをルネだけじゃなく、ちゃっかり国分堂の店主が見てること。
このじいさんはULTIMO:0でウルとバイスの衝突を覚えていた人物の一人です。
他にはKもいますが、京都の坊主達はいつ絡んでくるのだろうか。
まぁ読み切りの話しなのであまり期待はしていませんけど。
話しを戻して、入間とジェラスの騒動を解決する始末の方法。
「
レグラの「能」記憶操作で何も無かったことにする」といういたって普通の方法でちょっと拍子抜けですが、
現代においてはこれが最良且つ唯一の手段なのかも。
で、「彼らは僕が始末する」とやっと武蔵が智慧のソピアとICON化し神虎(ゴッドソピア)に。
2本の剣を持っていますが、虎っぽさのアピールだろうか。
「能」力全開!!!敵の全感覚を操作し行動不能状態へ!!!
「能」大虎(オールトランス)!!!相手の感覚操作して行動不能状態へってこれかなりチートだな。
ようは完全催眠みたいなもんで、突き詰めれば相手を思い通りに操れるわけでしょ?
そんなチートに対しキング・オブ・チートの大和がそれを静止し、その隙に鬼蜘蛛に武蔵が神虎ごと一突き。
ココまで来ても未だ甘ちゃんの大和に色々と知ってもらう為に大見得切ったりした武蔵だったけど、大和の
バカっぷりは想像を越えていたようで。
しかしそう簡単にやられるつもりは無いと、反撃をするも読心相手ではなかなか上手くいきません。
「真の感覚操作は人間認識 その価値観さえくつがえす!!!」蜘蛛糸梓弦を喰らった時に体内に侵入した蜘蛛糸が心をたどって心臓をしめつけられてしまい窮地に
追い込まれる武蔵。
この2度目の大虎は武蔵が感覚操作で痛みを押し殺したみたいだけど、やり方次第では心の声を消すことも、
つまり無心で動くように感覚を操作できるんじゃないの?とも思う。
まぁそんな受身な感覚操作するより、相手を行動不能にした方が早いんですけどね。
心臓をしめつけられ倒れる武蔵。
何故か武蔵でいいと言われたのにムサ山君と呼ぶのが謎ですが、流石に擁護しきれなくなった入間に大和が
キレるも、ウルティモの愛憎エネルギーが切れ神童(ゴッドウルティモ)がバラバラに。
万事休すかと思われたそのとき、ジェラスが入間を裏切り腹を一突き。
しかもウルティモを欲する入間をとうに見限っていたジェラスはなんと大和を自分の殿にしようとします。
何でも大和の無能ぶりが良いらしく無能こそ至上の「悪」と大和に詰め寄ろうとしたそのとき、突如現れる
ヒロインの狭山さん。次のページで多重影分身した狭山さんが出てきたときは、強欲のアバロの「能」分裂を使ったのかと思った
けど、そんなことは無かったぜ。
だってアバロの殿の青梅戒造はひばりの父(仮)だし、もしかしたら狭山さんが悪側に付いたってことも、と
淡い期待を・・・。
このまま契れば武蔵の狭山攻撃に僕の心が破壊されるってこれは「バクマン」でいうところのシリアスな笑い
ってヤツだろうか。
で、偶然居合わせたルネをジェラスが発見して、ルネに乗り換えますがこれはまた別のお話しなのでその時に。
舞台変わって石神井医院。
「忍辱」のパルドネの「能」身体操作とその殿石神井医師によって何とか助かった武蔵と大和。
やはりパルドネの「能」は身体操作か。
しかし、死んだ人間は治すことはできず、入間はココに来た時には既に死んでいたようです。
瀕死だったムサ山君、力を使い果たししばらく動けないウルティモ(とソピア)、死んだ入間。
一人だけピンピンしている大和はまた自分の無能さにただ苛立つことしかできません。
てか愛でるって何すれば良いんだろうか。
今年の夏コミは童子を愛でた本が出るな。
それよりも石神井の表情がウゼェ。
「人が生物である以上生まれて死ぬだけに他ならない
「善」も「悪」もただの幻想と言い切れたなら少しは医者も楽にやれるのだがの」
石神井の台詞ですが「奴にはまだ敵わんよ」ってのは誰に対してだろうか。
さて、二人をあの場から助けた二人組のが久米川とマチのコンビ。
「いい加減何があったのかワシにも教えてくれんかね」と二人に問う石神井を見ると、あの場であの後何かが
あった模様。
こうして大和が助かっているってことはあの後久米川たちが介入したのは明らかですが、悪側も殿を失ったと
はいえジェラスは回収したいところ。
そして最後のバイスの言葉。
「奴らめ オレの知らねー間に地球ぶっ壊すとかとんでもねーマネしてくれる」この「知らねー間に地球をぶっ壊す」ってのは恐らく第1部最後で大和(ウルの時空操作)の暴走による
地球崩壊を指していると思われますが、となると何故お前がそれを知っている?という疑問が出てきます。
いつのまにか「超絶」が口癖になっているバイスにも驚きましたが、そんなことはどうでもよく、ことと次第
によっては善側に内通者がいる、あるいは悪側に何らかの異変が生じた恐れが出てきます。
内通者パターンだとこのまま久米川とマチに石神井がやられるって展開もありますね。
悪側の異変だと、悪側に未来のことを知る童子、人物がついたってのが一つの可能性として挙げられます。
判明してる中で考えられるのがダンスタンしかいないので、ダンスタンなりに何か考えがあって、バイスに情報
を与えたのでしょうか。
これは次号が気になります。
最後に少し余談。
最後の煽り文「生涯現役」ならぬ「生涯原液」は武井先生ご本人が考えたそうです。Twitterで武井先生のスタッフに質問したら、まさかそういった話まで聞けるとは。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
それにしてもこの生涯原液もそうですが、最近の武井先生のネーミングセンスは神がかってますね。
個人的には今回の大虎をオールトランスと読ませるのも好きですが、特に毎回付けられるサブタイトルは
目を見張るものがあります。
さて、次回は冒頭にも書きましたが8/4に4巻と同時発売。
学校は夏休みですが、ウチはハヤテのごとく!も扱っているので早くても感想は木曜日以降になると思われます。
すっごいどうでも良い裏話だね。
武井先生と武井読者のアツい夏はまだ始まったばかりですが、頑張って盛り上げていければと思います。
それでは、次は7/17のユンボルでお会いしましょう。
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